1.5倍速になるけどミスが増える / 酔いがさめないうちに

offline stand alone 飲み会実施中
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三岳おいしいよ三岳


この後、半田付けしちゃおうかな



 ---------------------キリトリセン-------------------


小学2年生の時、帰りの会でカエル倒立をするという行事?があった。
開始の合図と同時に先生が教室のピアノで「かえるのうた」を伴奏して、
その間に足を付かずにカエル倒立を続けられた人は帰れる。
出来なかった人は帰れないで、やり直し。


当時、私はとても太っていて(30kg前半ぐらい)できなかった。
先生も「かえるのうた」の伴奏をどんどん速くしていって
そのうち、先生が「これ以上速くできないよ」というところまで伴奏を速くしたけど、
それでも全然できなかった。


感覚だけどそれが10~20分続いた後、私を含めたカエル倒立をできなかった4,5人が
学校が終わって帰ったら毎日30分、カエル倒立の練習をするように言われた。


くそまじめだった私は、家に帰ってそのことを祖母に話した。
悔しくて、情けなくて、泣いてはいないけど祖母に抱き着いたことを覚えている。


その日から学校から帰ったら30分間、祖母の部屋のお座敷の仏壇の前でこっそり練習をした。


うまくできるようになってきたのは覚えているけど、結局どうなったのかは覚えていない。
同じように言われた4,5人はどうしたのか。
結局、気づいたらカエル倒立の行事はなくなっていた。


阿部先生は何を言いたかったのだろう。


当時の私は先生は絶対だった。そう言われてきたし、そういう雰囲気だった。
でも、ある時から意味を考え、なぜそうするのか。なぜそうしなくてはならないのかを考えるようになった。
そして、それを人に伝え、自分なりに解釈し、なるべく理解できるように心がけている。


カエル倒立の記憶は消えない。
そもそも、ネガな記憶や幸せだった記憶は全く消えない。


そのうち、この人は本当にその気持ちなのだろうか。
あの人はそうではなかった。
もうやめよう。これ以上、踏み込むのはやめよう。
人と関わるとき、そんなことを常に考えるようになってしまった。


自分以外にだれを信じればいいのだろうか。
でも、少なくとも、自分は人から信じられる人間でありたい。


それが本当かは、確認できないし、する気もないし。
言われても信じられないし。