libio50m2008-05-01

隣の部屋のTVの修理。96年製で何度か不良を起こしているが何とかここまで繋いでこれたんだけど。
電源を入れると白い光が真ん中一直線に走る。
水平同期ICあたりに原因があるっぽい。


このような画面は1回見たことがあり、すでに修理は経験していたが場合によってはICが焼けている可能性があるので。
とりあえず解体。
・ブラウン管には20KV以上の高圧が印加されていること。
・電源を切ってもブラウン管内部に電荷が多少たまっていること。
・電源回路付近の電解コンデンサーの電荷にも注意すること。
高圧電源、一次側やアノードギャップなどには触れない、もしくは一日以上コンセントを抜いて放置すること。
以上を注意。


多分、ハンダクラックだと思うけどね。
基板裏面、特に
・ススがついている、おそらく高圧が印加されているであろうパターン
・部品自体が大きいパターン
・ハンダが少ないパターン
・ひび割れ(クラック)、ハンダボールを注意
を重点的に再ハンダ。


一個だけ電解コンデンサ(35V 1000uF)を交換(50V 1000uF) ちょっと大きめだが干渉することは無かった。
周りのラベルより頭がちょっと出た電解コンデンサは不安で。問題はないのだろうけれども・・・
写真のっけときます。


そんなこんなであっけなく修理できたわけです。
後ろ丸出しで電源ON。よい子は絶対やらないように。
砂嵐が現れ、音もOK。電源切って非接触検電ドライバーで確認したがいろんなところで警告が出るのでコンセントを抜いて再検電。
特に問題ないことを確認しふたを閉めようと思ったがほこりが多いので掃除機で吸う。
ネジ締めて完了。


直せて幸い。喜んでもらって幸い。やっぱり修理は楽しいね。